やり続ける力
最近読んだ本の紹介をしたい。
ご存じ体操の内村航平さんの著書だ。
タイトルがいい。
その名も「やり続ける力」だ。
何かの分野で突き抜けている人は
みんなそのことをやり続けることができる人ばかりだ。
何年も何年もしっかりとした方法で
やり続けて、やり続けて
やり続けた結果
気がついたら物凄く成長できている人たち。
内村さんは九州の出身だ。
でも、中学を卒業すると
両親の反対を押し切って上京する。
朝日生命体操クラブに所属する。
そこでの最初の1年が彼のその後を左右したという。
朝日生命体操クラブでは
最初の1年にどんなトレーニングをしたのだろうか。
九州ではお目にかかることのできないような
ハイレベルな技を目にしたり
それを教えてもらったり
そんなことを想像してしまったけれど
実際は全く違っていたという。
最初の1年にやったこと
それは
ただ延々と
黙々と
基礎練習をしただけだったという。
ただそれだけだった。
しかし
基礎練習を誰よりもしっかりと
誰よりもたくさん
積み重ねたことが
結果として
その後の大成長につながったのだ。
高難度の技だって
基礎練習がしっかりとできていれば
できるようになるのだ。
金メダリストになってからも
ずっと
練習メニューは
午前中は基礎練習、
午後は応用練習だったという。
小中学生の学習は学問の基礎練習だ。
これらの知識が学問の土台になっていく。
それだけでなく
もっと大切になるのは
取り組み方や取り組み姿勢だ。
毎日コツコツ積み重ねること
効率よくやる方法を考えること
あきらめないこと
などなどたくさんある。
これらは体操でいえば基礎練習だ。
ここがしっかりとしていれば
いろいろなことに応用ができる。
今、アタマを鍛えるのは何のため
その理由が
この本を読めば分かると思う。
どんな分野でも
突き抜けた人からは
多くのことを得られる。
おススメです。