上達法
英語学習の話。
やらされる英会話はあまり身につかないけれど
仕事などで必要だから自ら学ぶ英会話は
身につくという話だ。
留学経験はない。
30歳から英語の勉強を始め
わずか4年ほどで「ペラペラ」になったタクシー運転手。
英語力を競う接客大会で優勝、
英語学習の本まで出した。
いったい、どのように習得したのだろうか。
高校は進学校ではなかった。
大学受験はしていない。
目指したミュージシャンはうまくいかず
小説家の道へ。
適性がないことを自覚して
29歳でタクシー運転手になる。
そのときは東京五輪決定のころだった。
就職した会社のでは、
外国人客のために英語力を鍛えようと言われた。
オリンピックまでには、と一念発起した。
本を買ってあれこれと試してみた。
効果があったと振り返るのは
映画やテレビなどのネイティブのセリフの音読。
ノートにメモして、何度も繰り返して覚えた。
「相手は容赦なくしゃべってくるので、
英語は聞き取りが一番難しい。
滑らかな英語が聞き取れないのは、
その単語を知らないか、
単語と単語の間の音がつながっているからかのどちらか。
表現を覚えてスピーキングができるようになれば、
リスニングも対応できるようになる」と気付いたそうだ。
特に効果があったのは
外国語の会話を学びたい人たちが集まる無料のウェブサイト。
英語圏の相手に日本語を教える。
そして相手から英語を教わる。
毎回必死に、かつ楽しんでコミュニケーションをした。
いつの間にか気付いたら上達していたと振り返る。
何事もそうだろうけれど
上手になりたいと強く願うこと
これが
一番大事。
そうすると
いろいろと方法を考えて
自分だけの方法が生まれると思う。
年の初めに、こうなりたいと強く願ってみませんか。