手帳
年末が近づいてきた。
いま書店や文具店には
明年のカレンダーや手帳などとともに
さまざまな「日記」も並んでいる。
私はここ何年も同じ帳を使っている。
来年用に同じものを購入した。
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/campusdiary/basic/
「私は日記を書くために生きている」と語ったのは
喜劇役者の古川ロッパだ。
10冊の日記帳と95冊の大学ノートに
膨大な量の日記を残した。
18歳から亡くなるまで日記を書き続けたトルストイも
「日記、それは――私だ」と語ったという。
「日記への日本人の強い執着に初めて気付いたのは、戦争中のことであった」
と書いたのは日本文学の研究者ドナルド・キーンである。
太平洋戦争中
日本兵の日記を読み
翻訳する仕事に従事していた。
読み進むなかで
しばしば深く心動かされたとつづっている。
日記帳に書かなくてもいい。
生命の日記帳に
成長の日々を刻むべく
前進しよう。