宝の日々を

夜泣き、食事、寝かしつけ。

 

子育ては思うようにいかないことが多いもの。

 

愛情をいっぱい注いでいるのに

 

言うことを聞かず心が折れてしまうこともある。

 

ずっと大変な状況が続くのでは

 

と思い詰めてしまう人も多い。

 

 

 

 

 

苦境は長く、楽しい時は短い。

 

これは万人に共通の感覚だが

 

そうとも限らない。

 

精神科医の名越康文さんは

 

「苦しみ、最悪の状況はいつまでも続かない。

 

一時のことだと気づく」ことが大切と指摘する。

名越 康文<br>精神科医<br>だます心理 だまされる心

 

諸行無常。

 

人生も森羅万象も

 

常に変化の連続。

 

悪いことばかり、長くは続かない。

 

期間限定。

 

こう思い至れば

 

随分と心が軽くなる。

 

たとえば

 

面倒なおむつ替えも

 

子ども一人あたり約6000回で終わるといわれる。

 

子育て中は、ずっと続くように思えるが

 

一回替えるたびに「残数」は確実に減る。

 

こう知ることで

 

一回一回が

 

子どもとの思い出を作る貴重な機会に変わり

 

心にゆとりが生まれる。

 

「当時は大変だったけど

 

振り返ると

 

子育てはなんて充実した宝の日々だったことか」

 

多くの先輩ママたちの実感である。

 

私自身ふりかえってみると

 

夜泣きが止まない娘をのせて出かけた夜のドライブ

 

今から振り返るとものすごく楽しいひと時だったなあ。

 

 

 

 

 

子育てだけじゃなく

 

受験勉強だって仕事だって同じだろう。

 

うちの塾では

 

入試カウントダウンをやっているけれど

 

最近はカウントダウンに対する受験生たちの反応が変わってきた。

 

文字通り「目に見えて」受験が近づいてきているから。

 

生徒面談での様子も以前とは大きく異なっている。

 

みんな腹をくくった感じだ。

 

 

 

 

大変な時とは、最も生命が充実している時。

 

そう決めて、一日一日を楽しむ心掛けを大切にしたい。

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