悩み
人は悩む生き物です。
他人が羨むような人だって
多くの悩みを抱えています。
うちの塾に通ってくれている小中学生もみんな同じです。
今日は悩みの話です。
悩みは、2種類あります。
それは
「意味のある悩み」と
「意味のない悩み」です。
「意味のある悩み」とは、
努力によって乗り越えられる悩みのことです。
「意味のない悩み」とは、
自分ではどうにもならない、
自分では対処できない悩みのことです。
たとえば、受験を1週間後に控えた中学生がいたとします。
この高校生の偏差値が「30」で、
志望校が浦和高校だったとき、
「受からなかったら、どうしよう」と思い悩むのは、
「意味のない悩み」です。
なぜなら、実現する可能性がきわめて低いからです。
一方、この中学生が、
「今は偏差値が30しかないけれど、
半年後に偏差値を50にするにはどうしたらいいか」と悩むのは、
「意味のある悩み」です。
なぜなら、
努力を怠らなければ、
実現する可能性があるからです。
人は、必ず悩みます。
悩みが生じたら、
その悩みが、
「意味のある悩み」なのか、
それとも「意味のない悩み」なのかを
冷静に考えてみてください。
その悩みが、「意味のある悩み」であれば、努力して乗り越えます。
「意味のない悩み」なら、執着しないで捨てるべきです。
自分ではどうにもできないことに思い煩うのは、無明です。
意味のない悩みを
意味のある悩みに変換することもできると思います。
先ほどの
受験を1週間後に控えた偏差値30の中学生ならば
「今の実力では浦和高校に受からないかもしれないけれど
3年後の大学受験の時には
浦和高校の生徒たちに負けないようにするには
どうしたらいいだろうか」
と先ほどの悩みを変換して悩むのです。
これは「意味のある悩み」だから
努力を怠らなければ実現可能です。
悩みは誰もが抱えるものです。
意味のある悩みを
前向きに乗り越えていきましょう。