受験は自分を変えるきっかけだ
「受験はゴールではなく、
自分を変えるきっかけを作ってくれたものなんだと思います」
本当にその通りだと思います。
室井宏樹さんは
埼玉県の私立春日部共栄高校の
普通科特進コースS系に進み、
高校時代は部活動でバスケットボールに打ち込む日々を送りました。
しかし、部活動に熱中しすぎて
成績はよくなかったとのこと。
大学に進学する気もあまりなかったのだといいます。
高校卒業後はフリーターになりました。
何をしたらいいのかわからないまま
もやもやした気持ちを抱えていたといいます。
2浪の年に日本大学受験して合格。
でも、もやもやは晴れませんでした。
「目的を持っていない受験だったので、
大学に合格しても内面が何も変わらなかったんです。
主体的に勉強をしていなかったから」
他の多くの大学生と同じように
バイトをするぐらいで
特別なにかをしていないまま
大学3年生になりました。
周囲と同じように就職も考えました。
でも、ここになってはじめて
本気で将来を考えたのです。
『流されてきた自分の性格は、このままでは一生変わらない』
と危機感を抱くようになったんです。
だから、今までの怠惰な自分とおさらばするため、
上の大学に挑戦しようと思いました。
成功体験を得て、
自信を持った状態でもう一度新しい環境に行って
人生をリセットしたかったんです』
そこからはまさに「別人」になりました。
恐らく
人生ではじめて
学ぶこと、生きることに対しての
意志を持ったのでしょう。
結果、明治大学に合格。
明治大学では
やれるだけのことをやり尽くして卒業。
現在31歳。
新たな挑戦もしているようです。
現役志向が強くなり
大学受験における浪人率は
およそ20%程度。
そのうちの約80%が1浪です。
5浪となると約1%です。
ざっくりいうと
大学入学者の約500人に1人です。
でも
知り合いや先輩など
みんなと同じようにという選択を
多くの人がしている中、
自分で考えて
自分を変える受験ができた
室井さんは素敵ですね。
興味がある人は
リンク先の記事も読んでみてください。
https://toyokeizai.net/articles/-/648305
現在の全ての受験生と
未来の受験生にとって
受験はゴールではなく
自分を変えるきっかけを作ってくれるものに
なってもらいたいと願っています。