逆転勝利

模試の判定は良かったのに不合格。

 

逆に

 

模試の判定は悪かったのに合格。

 

そんな話が珍しくもないのが受験の世界。

 

なぜなのだろうか。

 

 

 

 

 

答えのヒントになると思う

 

古代インドの仏教説話を一つ。

 

強大な軍を擁し

 

王自身も象のように強い

 

カリンガという国があった。

 

ある日、カリンガ王は策謀を巡らせてアッサカ国に戦争を仕掛けた

 

開戦前、天帝が勝敗を占い、

 

「カリンガ国が勝つ」と予想した。

 

それを聞いた王は大喜び。

 

この話は広く伝わり、

 

すでに勝った気でいる王に率いられたカリンガ軍は

 

“我々の勝ちだそうだ”と

 

戦いの手を緩めた。

 

 

 

一方のアッサカ王は、

 

決死の覚悟で自ら馬に乗り、

 

千人の精鋭と共に敵陣へ突撃。

 

油断したカリンガ軍を打ち破った。

 

それを見た天帝は語る。

 

「心のゆるぎなき集中と、

 

統一乱さず、

 

時にのぞみての出陣

 

そして確固たる勇気

 

このゆえにアッサカ王に勝利あり」と。

 

 

 

 

 

「大丈夫だろう」という慢心、

 

どんな強者でも

 

歩みを止めてしまえば

 

足をすくわれる。

 

受験の厳しさである。

 

 

 

 

 

 

キミの現状は

 

実力十分のカリンガだろうか。

 

それとも

 

実力不足のアッサカだろうか。

 

いずれにせよ

 

勝負のそのとき

 

勢いのあるほうの勝ちだ。

 

 

 

 

大雑把に言うと

 

私立高校推薦入試まであと3カ月

 

埼玉県公立高校入試まであと4ヵ月。

 

今までの模試の判定は関係ない。

 

今ここから

 

怒涛の追い込みをかけることのできた受験生に

 

勝利の女神が微笑む。

 

それだけは間違いない。

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