読書しようよ
白熱電球、蓄音機、強化コンクリート、ベニヤ板と言えば、
エジソンの発明品である。
天才という言葉で形容される発明王だが、
その資質を開花させた背景には、驚くべき読書量があった。
12歳の少年時代、
鉄道の車内販売員に。
行きと帰りの列車の待ち時間は8時間。
その間、大都会・デトロイトにあった図書館で
昼食もとらず本を読みあさった。
数年間で、図書館の蔵書を読破。
この時、
一人で新聞も発行し、
論説も手がけていた。
“15歳の少年が発行する世界初の車内新聞”として、
当時、「ロンドン・タイムス」に紹介されている。
人格を形成する時期の読書が、いかに大事か。
さまざまな本が、
また一書との出あいが、
人生を大きく開く。
その点、夏休みは子どもたちにとって、
良書と触れ合う絶好の機会である。
歴史上の人物と出あい、
世界や宇宙にも旅することができる読書。
親子で読後感を語り合う。
そんな時間を共有したい。