トキワ壮のように

日本を代表する漫画家が若き日を過ごしたアパートがあったという。

 

10部屋あり、全て四畳半、調理場とトイレは共同。

 

マンガ家の入居1号は手塚治虫氏。

 

他にも数多くの著名なマンガ家が

 

多い時には8名も入居していたという。

 

 

 

なぜ、マンガ家がトキワ壮に集まったのか。

 

理由はいくつかあるのだが、

 

その一つは、

 

新人漫画家同志で励まし合って切磋琢磨できる環境をつくりたい」という思いがあったからだ。

 

こんなエピソードがある。

 

石ノ森章太郎氏がトキワ荘で暮らしていた時、

 

最初にテレビを購入したのが藤子不二雄氏だった。

 

藤子氏の部屋にテレビを見たいアパートの住人が押し掛ける。

 

ところが翌年には、石ノ森氏の部屋に人が集まった。

 

もっと大きなテレビを購入したからである。

 

トキワ荘の漫画家たちは、互いの夢を語り合う友であり、

 

ライバルでもあった。

 

テレビ一つ買うのも競い合った。

 

アパートで切磋琢磨した日々は、

 

後の漫画家・石ノ森の礎となった。彼は言う。

 

「トキワ荘の四畳半生活にボクの青春時代のすべてがあった」

 

後で振り返れば、テレビの大きさで張り合うことに意味はない。

 

だが、この一見たわいもない逸話から、

 

彼らが、がむしゃらに互いを磨き合っていた“熱量”が伝わってくる。

 

だからこそ、石ノ森氏の記憶にも残ったのだろう。

 

 

 

 

塾もまったく同じだ。

 

熱いハートをもった生徒たちが集い、

 

みんなで切磋琢磨する。

 

一人では乗り越えられなさそうな壁だって

 

仲間と競い合ううちに、気づいたら乗り越えている。

 

一人ひとりの個性と全員の熱量が化学反応を起こす。

 

すると、とてつもないほどのエネルギーが沸き起こるのだ。

 

 

 

明日から4月の授業が始まる。

 

私はずっとトキワ壮のような塾を作りたいと思ってきた。

 

そんな環境を求めているならば、ぜひ体験授業を受けてみてほしい。

 

誰しも人生、一心不乱に戦うべき時がある。

 

その「時」つまり、立ち上がるべき時は、常に「今」であるのだから。

 

 

 

 

 

本日、藤子不二雄Aさんの訃報に接し、残念でならない。

 

R.I.P.

 

コメントを残す

雑感

前の記事

ガラスと綿
雑感

次の記事

習慣