草の日
アスファルトの隙間などに生える雑草を見ると、
そのたくましさに驚かされる。
約7000種ある日本の種子植物のなかで、
普段、目にする雑草は100種にも満たないという。
道路わきの雑草の生命力の強さには驚かされる。
定期的に、草刈りをしていても、
気がついたら、成長している。
最近の雑草ときたら、
コンクリートなんてお構いなしだ。
実は「雑草」となるには特殊な能力が必要と、
植物学者の稲垣栄洋氏は指摘する。
人に踏まれたり、耕されたりする“予測不能”な環境下でも、
「臨機応変に変化を乗り越える強さ」こそ、雑草が持つ能力といえる。
どんな場所でも“生育のチャンス”を見いだす
生命の持つ限りない可能性を見る思いがする。
詩人の薄田泣菫は、
「草に現れた生命ほど、謙遜で、素朴で、正直で、
そして辛抱強いものはたんとありますまい」と。
雑草は、逞しく生きることの代名詞として使われることも多い。
うちの塾生たちには、どんなことがあっても乗り越えていく
雑草のような逞しさを身につけてもらいたい。
本日9月3日は「草の日」だ。