ゴルフと自習
以前、ゴルフを趣味にしようと
スクールに通ったことがある。
ゴルフが楽しそうだと思ったからだ。
しかし、一向に上達しないどころか
何とボールではなく
ゴルフクラブを前方に飛ばしてしまったことも。
ボールにあたらず、すっぽぬけたのである。
放送で、みんなの練習を中断してもらい
飛んでいったクラブを取りに行ってもらった。
しかも、一度だけではなかった。
レッスンの回数を重ねても
上達している気がしなかった。
そうするうちに
だんだんと足が遠のいていった。
最近、知人からゴルフの話を聞いた。
現在のスコアは今年のアベレージで90代半ばだそうだ。
ゴルフを上達すると決めることが大事だという
彼も、ゴルフの成績を上げるために
スクールには通ったが
あまり役には立たなかったそうだ。
それよりも自習時間を
徹底して確保したのがよかったという。
彼の話を聞いて思い当たった。
私は「ゴルフを上達する」という決意がなかったし
レッスンを受け身で受けているだけで
「自習」もしなかった。
こんなことで上達するわけはない。
これは、勉強の成績を上げるのも同じである。
彼は多忙な中ではあるけれど
おそらく来年はもっと成績が上がるだろうとのこと。
なぜならば
自分の成長を見るのは何歳になっても楽しいから。
スキマ時間を使ってでも練習するし
好きだから
ゴルフをしていなくても
ゴルフのことをよく考えている。
彼のゴルフに対する考え方や行動を
まとめて「自習」と呼ぶことにする。
この「自習」こそが何事においても成長の原動力なのだ。
だから、自習をしなくなったら成績は下がる。
このことも忘れてはいけない。
もし、次にゴルフをやることがあれば
「決意」と「自習」は必ずする。