高い山を登ること自体を目的にしない!
先日発表された医師国家試験の大学別合格率をみた。
偏差値ランキングトップの東大医学部が合格率トップではない。
しかも、これは今年に限った話ではない。
100名のうち数名から10名ほど受からない生徒がいるのだ。
今年は新卒では100名受験したが、96名の合格だった。
合格率は96%。前年よりも7%ほど上昇している。
既卒(浪人)では15名の受験者のうち6名のみの合格。
合格率はわずか60%だ。
自治医科大学と大阪医科大学、産業医科大学は
合格率が100.0%だった。
医師国家試験の全体の合格率は92.1%だった。
東大医学部には学力の高い生徒がたくさんいるはずだ。
なぜ合格率が平均以下なのだろうか?
東大の医学部では、国試対策の授業やテストをほとんど行わない。
さらに、受験界の頂点君臨する学部に入ることが目的になっていて、
医学そのものにあまり興味が持てない人もいるという。
医学部に入るのは何のためなのかという動機を
しっかりと持ち続けていないと
6年間の猛勉強に耐えることもできなくなってしまう。
繰り返すが、
東大の医学部に入ることは非常に難しいことだが、
その合格者の中にも少なからず
医師国家試験に合格できないまま
卒業する生徒がいるということを忘れないでほしい。
佐藤優氏の以下のリンクは非常に興味深い。
https://gentosha-go.com/articles/-/24323