食べること、学ぶこと
知人が胆石で救急搬送されて入院した。
無事退院できてよかったのだが、
昨日、興味深い話を聞くことができた。
入院中に、栄養士の方から聞いたそうだが、
思いもかけぬ油分に注意したほうがいいということだ。
胆石の原因は油のとりすぎだ。
油の接種目安は
成人では、1日40~60g程度。
だいたい卵1個分の重さだ。
卵1個分も油はとっていないと
ふつうは思うのだが
実はそうでもないらしい。
食べ物によっては思いがけないくらい
多くの油分を含んでいるのだそうだ。
たとえば
ピーナッツ30粒、アーモンド15粒くらいで
大さじ1杯くらいの油分を含むそうだ。
豚バラ肉などはわずか30グラムで
大さじ一杯分。
あの納豆だって1パックで大さじ半分くらいの油分なのだ。
生さんま1尾で大さじ2杯分。
油の1日の目安量が大さじ5杯までだとすると
自分では油をとっていないと思っていても
実はそうではないということもありえるそうだ。
もちろん、油分のことだけ考えていても
塩分のことを気にしなければ
良くないだろう。
バランスが大事なことは言うまでもない。
そうするためには
幅広い知識を身につけて
視野を広げること。
人は、見えていないものには
全く気を配らないのだから。
うちの塾生たちの勉強だって同じだ。
直前に迫った中間テストしか見えていなければ
今は必死にやるだろう。
でも、中間テストが終わったら
気を抜いてしまう。
高校入試が見えていれば
高校入試までは頑張るだろう。
でも、高校入試が終わったら
気を抜いてしまう。
大学入試までの人もいるだろう。
就職まで?
それともその先まで?
いつまで、学んでいくことに
気をつけたらいいのだろうか。
そもそも学ぶことっていったい何なのか。
食べることも
学ぶことも
共通点があると私は思っている。
それは
生きていくうえで欠かすことのできないものだ
ということ。
そして
ただ食べればいいとか
ただ学べばいいというのではなく
その中身とか量とか方法とか
考えなければ
効果的ではないところ。
それどころか
逆に
有害なものになってしまいかねないことも。
もう一つは
年齢に応じて
最適なものを考えて自分に取り入れること。
自分に必要なものは
不変ではなく
そのときそのときに応じて
変化する。
自分に必要なものを
必要なだけ取り入れなければいけない。
本日の中間テスト対策は
雨が降って気温が低かったため
今シーズン初の暖房の中行われた。
季節が急に変わってきた。
食べること、学ぶこと
人生における大事なことを
秋の夜長のなか、考えてみるのはいかがだろうか。