過去を変える
過去の出来事を変えることはできない。
だが、過去に経験したことの「意味」を変えることはできる
かつて日本人史上最短のプロ7戦目で
ボクシングの世界王者となった井岡一翔選手。
大学時代
アマチュア全日本選手権の決勝で僅差の判定負けを喫し
五輪出場の夢が破れる。
それをきっかけに、プロに転向した。
ひとたびリングに上がれば
頼れるのは自分だけ。
だからこそ人知れず過酷な練習に耐え
自身を鍛え上げる以外にない。
選手権の敗北の悔しさを忘れず戦ってきたから
今があるという。
「勝つことによって自分の過去を変えなきゃいけない」
と井岡選手は語った。
勝つことで
過去のつらい経験も
今に至るための必然だった
と意味を変えるのだ。
成績が下がったとき
志望校に合格できなかったとき
さまざまないやなことが起こる。
人生すべてが成功だけなんてありえない。
過去、現在、未来にわたって
人生を輝かせていけるか否か
それは「今の自分」が決める。