読書
読書の大切さは言うまでもない。
保護者面談をしていると
「うちの子はあまり読書をしない・・・・」という話を聞くことがある。
子どもを本好きにするにはどうしたらいいか。
この問いに、「私の答えは、いつも決まっています」
と語るのは、東京子ども図書館名誉館長の松岡享子氏だ。
松岡氏の答えは、
「生活の中に本があること」
「大人が本を読んでやること」
の2つ。
「うちの中に本があり、親が本を読んでいる姿を見る。
それが、子どもには本への第一歩です」と。
子どもに「本を読みなさい」と言うのは簡単である。
だが、親の姿以上に雄弁なものはない。
日頃から読書に親しむ姿を見せることが大切だろう。
そうすれば子供は自然に本と触れ合うようになるものだ。
読書に限ったことではないと思う。
学習も同様ではないだろうか。
学ぶ姿を見せたりするのもよいことだと思うし、
一緒に学んでみるのもよいと思う。
検定の親子受検はよく見かける。
また、明日から4月だが、NHKのラジオ講座の新年度開始でもある。
小中学生ならば基礎英語がおすすめだ。
基礎英語に限らず、いろいろと講座があるので、
保護者の方も一緒に始めてみたらどうだろうか。
きっと共通の学びをしているということで
ひとりでやっている以上に効果的だと思う。
いよいよ4月がやってくる。
希望の新年度だ。
今、始めよう!
さて、話題は変わって、最近読んだ本の紹介。
私は読み始めから引き込まれる作品があまり多くない。
なぜだろうかと考えてみると、原因が分かった。
1冊読み終わると同時に、次の本を読み始めるからだ。
前の本の感動の余韻の中なので、
次の本の世界にうまく入っていけないのだ。
しかし、読んでいるうちにいつの間にか本の世界に引き込まれていく。
この本もまさにそんな感じだった。
直前にJ.K.ローリングの「イッカボック」を読み、
まだその世界の余韻の中にいた。
だから、名字が4回も変わる中学生の女の子っていう設定に
それは現実的じゃないなどと最初は冷ややかに読み始めた。
「困った。全然不幸ではないのだ。」
という書き出しで物語は始まった。
読み進めていくうちに徐々にすこしずつ引くこまれていく。
最初はめちゃくちゃに思えた設定も
丁寧にその事情が描かれていく。
そうだったのか。
最後はものすごい感動に包まれていた。
とても素敵な物語だった。
今年読んだ中で一番の本。
次に読む本も最初はつまらなくなるのだろうな。
こんな本の後だから、経済の本にでもしてみようかな。
石原さとみさんと永野芽郁さんで映画化されることになったとのことだ。
映画の完成も楽しみだ。
https://news.goo.ne.jp/article/postseven/entertainment/postseven-1613797.html