親の在り方
合格のために
親にできることはあまりない。
もちろん、ご飯を作ってあげるとか
そういった家庭でのサポート以外での話だ。
特に、高校受験や大学受験では
してあげられることは少ない。
受験生の保護者の方、特に真面目な方ほど
「我が子のために何ができるだろうか」
そう悩み続ける。
でも結局は、ほとんどなにもできない。
子どもを東大に入れた母親がもてはやされるけれど
その子どもはきっぱりと
自分がお母さんに東大に入れてもらったわけではない
とSNSで言い切っている。
受験は、親が何かをすれば合格できるものではないのだ。
親のできることは、
基本的には見守ることである。
本当に助けが必要なときは
助けてあげればいい。
逆に、過度に干渉する親の子どもは
伸びない。
私の経験上だけど、多くの先生たちも同意してくれるだろう。
トップ層の親は、「ほとんど干渉しません」という方が多い。
逆に、干渉する親の子どもが
トップになることはほぼない。
自分では大して勉強をしている姿を見せていないのに
スマホばかりいじっているのに
テレビばかり見ているのに
「勉強しろ」と子どもには言うパターンはよくない。
声に出さなくても、自分の姿を見せてあげる。
楽しそうに学ぶ姿、楽しそうに読書する姿
そう、楽しくやることが大事。
そうすると、すごいと思われるし、
すごいと思えば、子どもは動く。
それが子どもの人情だろう。