英検
延長された2学期の英検申し込みは9月3日が締め切りとなる。
受検希望者は急いで申し込みを済ませてほしい。
英検は入試で活用されることもあり、大人気だ。
小学生のうちから取得する人もますます多くなっている。
でも、誤解を恐れずにいうと、
英検は単なる一里塚でしかない。
合格後も勉強し続けなければ、あっという間にレベルが落ちていく。
一里塚として利用するのであれば問題ない。
つまり、勉強し続けることが前提で英検をとるなら問題ないということだ。
加えて、人より早くその級をとること自体にはほとんど意味がない。
よくあるのが、小学生のうちに準2級とか2級くらいまで合格した後の伸び悩み。
母国語である日本語の土台がしっかりしていない状態で、
英語など積み上げることはできないのが一番の原因だ。
読書を学力全体の土台を作ることが解決策だと思う。
それによって英語力だけでなく、
それ以外の教科・科目の勉強の土台ができあがる。
だから、できるだけ幅広いフィールドの読書をしたほうがいい。
そういったことを日本語で学び、少しずつ英語力を日本語力に近づけることをやっていくのだ。
小学校から英語の勉強をやれば、英語力は高くなる。
でも、正しい方法でやらないと意味がない。
さらに、英語力だけが上がっても意味がない。
英語学習と並行して、読書などを通して教養の世界を広げておく必要がある。
少なくとも受験において難関校はそういった勉強をしてきた人を求めているのだから。
英検は将来的な大学入試や高校入試での活用を考えて受検するのが現実的だと思う。
例えば、高3で準1級に合格するためには、
いつ何級に合格するべきかを逆算してざっくりした目安を考えるとよいだろう。
大事なことなので繰り返すが、
英検は英語力のお墨付きをもらうためのものではなく、
単なる一里塚だ。
合格後にレベルアップした学習を続けていかなければ
もったいないことになる。
それを忘れないでいてほしい。