生きる意味

バブル経済が崩壊し、90年代の日本は、経済不況に陥った。

 

この期間は、失われた30年と評されるが、

 

いったい何が失われたのだろうか。

 

 

 

 

 

多くの人は

 

経済成長など

 

経済に関することが失われたというのだろう。

 

 

 

 

 

 

では、経済が成長しているならば

 

良い時代だと言えるのだろうか。

 

例えば、バブル景気のとき

 

私はまだ子どもだったのだが

 

私の実家は好景気の恩恵を受けていなかったのではないか。

 

株式投資や不動産投資などもやっていれば

 

違ったのかもしれないけれど

 

そんなことはやっていない

 

ごく普通の家庭だったと思う。

 

株価や地価の成長は

 

30年間低迷し続けた。

 

だからといって

 

「失われた」といってよいのだろうか。

 

文化人類学者で東京工業大学副学長の上田紀行氏は

 

著書『生きる意味』で指摘した。

 

失ったのは「経済」ではなく、「生きる意味」であると。

 

何のための人生か。

 

「生きる意味」の喪失とは

 

この「何のため」という問いを

 

ないがしろにしてきた結果であろう。

 

その弊害が今、社会のあちこちで噴出している。

 

確固たる目的観のない生き方は

 

荒海を、羅針盤もなく漂うようなものである。

 

また、目的の高低浅深は、

 

歴然とした人生の“差”となって表れてくる。

 

「自己」のことだけを目的にすれば

 

心は“利己主義”に支配される。

 

しかし、人生は、それだけではない。

 

互いに励まし合いながら人生を歩むなかに

 

最高に価値ある人生の意味があるのではないだろうか。

 

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朝ドラを見ながらふとそんなことを考えていた。

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