最強の勉強法
どうすれば一度勉強したことを忘れずにいられるのか。
誰しも考えたことがあるテーマだろう。
ワシントン大学のジョン・ネストイコ博士がこんな実験をした。
被験者を二つのグループに分けて同じ教材を学習してもらう。
事前に一方には「後でテストをします」と言い、
もう一方には「後で別の人に教えてもらいます」と伝える。
実際には両グループに同じテストをしてもらったのだが、
成績が良かったのはどちらのグループだろうか。
実は・・・・・
後者の方が好成績だったという。
“誰かに教えるという心構えがあるだけで学習効率が高くなる”
と博士は言う。
自らの経験を振り返り、得心する人も少なくあるまい。
人は誰かに教えることを通して、
自分の理解不足に気付いたり考えを整理したりする。
私も、今までの教えてきた経験から
確信をもってこのことが正しいと言い切れる。
思想家ジュベールの言葉に
「教えることは、二度学ぶこと」
とある通りだ。
たがいに教えあうこと、
これ以上に効果的な学習方法はないと思う。
小中学生は実際にやってみよう。
ただし、やるときは真剣に。