時間
労働基準法では、一日の労働を8時間までと定めている。
8時間労働が
日本で初めて採用されて
今年で100年になる。
1世紀前の主流は10時間だった。
働き過ぎが社会問題化する中
神戸の実業家・松方幸次郎が
労働時間の短縮を宣言。
賃金は従来と同じ額を支給する、とした。
この制度は瞬く間に全国へ拡大。
「八時間労働発祥之地」の碑が、
神戸ハーバーランドの一角に立つ。
松方は改革の意義を従業員に訴えた。
「従来なら二時間かかる仕事を一時間半で」
「仕事を分析し、無駄を省く科学的な考えを」
彼の挑戦は
現代へ続く
「働き方改革」
「時間革命」の先駆けでもある。
時間には限りがある。
「毎日3時間勉強する」
それでは不十分だ。
中身の濃さが一番大切なこと。
時間には限りがあるから。
短い時間でも、できることはある。
短いからこそ、できることもある。
時間を大切に、生活の改善を進めよう。
挑戦は、いつでも誰でも始められる。