易きに流れずに

大学受験までは一生懸命勉強するけれど

 

入学後は、いわゆる「楽勝科目」で単位をそろえ

 

残りの時間は学生時代にしか出来ないことをやろう

 

と考えている人は多い。

 

確かに大学生活で

 

勉学以外のことに時間を費やすことは

 

一つの選択です。

 

しかし、勉学はそれにもまして重要なのです。

 

 

 

 

かつて、京都大学の松本総長(当時)がこうおっしゃった。

 

世界で活躍している本学の卒業生と話をすると、

 

みなが異口同音に言うことがあります。

 

『大学でもっと勉強しておけばよかった』

 

勉強なんていつでもできると

 

今のみなさんは思っているかもしれません。

 

先輩方もそう思ったのでしょう。

 

現代社会においては一生学び続けなければ、

 

疾風怒濤のように流れる社会の動きに

 

ついていくことはできません。

 

大学で学ぶことは将来を通じて学ぶ基礎となるものです。

 

例えるならば

 

人間の歩みとともに蓄積されてきた

 

知識の宝庫を開く鍵を手に入れることが、

 

これまで受けてきた教育以上に、

 

大学での学び、

 

とりわけみなさんの直ちに受ける教養教育によって可能となるのです。

 

そして、そのような基礎作業は頭が柔軟なうちが効果的で、

 

その果実は時間をかけて徐々に熟成していくものなのです。

 

みなさんの人生の基礎を築く時間は、

 

今を除いては、

 

実はそんなにありません。」と

 

その通りですね。

 

子どもたちには

 

易きに流れずに

 

しっかりと勉学に勤しんでほしいと思います。

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