数学
「人生は選択の連続だ」
これはシェイクスピアの言葉です。
受験も数ある学校の中から
自分の志望校を選択しますね。
でも、一見選択しているかのように思えますが
実は逆に選択されているのが受験なのです。
ここはとても大事なところで
自分が選んでいると考えるのか
それとも
自分は選ばれると考えるのかで
考え方や行動は大きく異なりますね。
たとえば、
自分が選んでいると考える人は
自分を基準に考えます。
数学が嫌い、理科も苦手・・・・・・
英語は好き・・・・・
国語は得意・・・・・
・・・・・だから文系・・・・・。
多くの高校では高校入学後数カ月後に
次年度の選択教科の調査があります。
これは文系・理系の選択です。
受験を終えた中3生はあと数か月後です。
そのときに前述のような発想で
文系を選ぶ人は少なからずいるのです。
先進国の中で
日本は理系が少ないと言われていますが
私はこのやり方がよくないからなのでは
と思っています。
少子化の中
受験が二極化しています。
競争のない受験と
競争の激しい受験です。
これもどちらかを選択できるのです。
今、文系で大きな変化がやってきています。
それは
「数学」です。
文系大学が受験科目に数学を取り入れてきています。
これからの世の中が数学を必要とするからです。
選ぶ立場でモノを考える人は
数学のない学校を選びます。
逆に
選ばれる立場でモノを考える人は
数学をしっかり学習します。
数学を避けて文系を選択し
さらに
文系の中でも
数学が受験科目の人気大学を
避けなければいけなくなるのですね。
こんなことでは
どんどん選択肢が少なくなりますね。
高校受験で
外国語学科を選ぶ人は
数学嫌いが多いと言われています。
大学受験でも同様で
今年数学を受験科目にした
東京外語大では
倍率が1.1倍になった学科もあったようです。
選ばれるために何を学習するべきなのか
しっかり考えなければいけません。
高校生になってからでは遅いのです。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230225-OYT1T50164/2/