持続へのこだわり
カレーを食べながらふと思い出した。
野球界のレジェンド、イチローさん。
逸話には事欠かないが
その一つに
「本拠地の試合では
朝必ずカレーライスを食べる」というものがあった。
具材も味付けも
そして食べる量も同じ。
イチローさんには
スプーン1杯の量の違いさえ分かったという。
また
自宅がある愛知県豊山町には
帰省しても同じストレッチ運動ができるよう
アメリカで使う器具と同じものが設置されていたという。
「そんなことまで」という細部もおろそかにせず
自ら決めたことを
倦むことなく徹して続ける。
この「持続へのこだわり」があればこそ
わずかな体調や感覚の変化を
いち早く察知し、対処して
活躍を続けられたのだろう。
「継続は力なり」は万般に通じる鉄則。
中国の京劇には、こんな戒めがある。
「稽古を一日休めば
衰えは自分にわかる。
二日休めば
舞台の相方にわかる。
三日休んで舞台に立つと
客が承知しない」
勉強も然り。
昨日よりも今日
今日よりも明日。
真摯で弛みない努力を続けることの先に
成長がある。