恩のリレー

ある方の話をしたい。

 

その方が大学を受験した当時の話だ。

 

初めて一人で上京し受験。

 

募る不安。

 

相談に乗ってくれたのは

 

同郷の二つ上の先輩だった。

 

試験前日にはアパートに泊めてくれた。

 

当日は、先輩手作りの弁当まで持たせてくれた。

 

後日、母親がお礼を言う機会が。

 

その際、彼に尋ねた。

 

「なぜ、そこまでしてくださったのですか?」

 

すると、困った様子で一言。

 

「僕はただ、

 

僕の先輩にしてもらったことをしたまでです……」

 

 

 

 

 

 

古今東西、このような話はあると思う。

 

自分が受けた恩を忘れずに

 

少しプラスをして次の世代へ恩を返していく。

 

教育の世界にもこれと同じ発想がある。

 

自分が恩師から受けた恩を

 

自分の教え子に返していく。

 

そこにやりがいを感じる人もいるだろう。

 

そうすると

 

端から見ると

 

大変そうにみえるのだけれども

 

当の本人は

 

物凄く楽しんでいるだけなのだ。

 

そんな先生は

 

みんなから慕われる

 

周囲からもそんけいされるような先生だろう。

 

ジョン・スタインベックの名言

 

天才とは、山の頂上まで蝶を追う幼い少年である

 

この言葉通りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ

 

みんなそれぞれの歩んできた道が違うわけだし

 

のめりこむように楽しむことを

 

全員に無理強いすることは逆効果だし不可能だ。

 

今までは声に出しにくかったことが

 

今はきちんと主張できる時代もやってきた。

 

だからなのだろう。

 

教員のなり手不足が深刻化しているのは。

 

とはいえ

 

私自身は自分がしてもらってきたことを

 

目の前のこどもたちに

 

しっかりと返していきたいと思っている。

 

自分の意志で。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa606f091ec75df7fde73a05c710590ad30b92f1?source=fb&fbclid=IwAR2-1ZtyZ6RHUJDFwjTa7HAvb3v_NPINypR9JptmDwVdllv_P-XnMaHs-ew

 

 

 

 

 

 

 

“先輩は伸びゆく後輩を大切に”。創大創立者の池田名誉会長の指針である。そして誰よりも、その範を示しているのが、創立者自身だ。時には親代わりとなって、生活面に気を配り、時には就職先を心配し、学生の進路に心を砕く。卒業生の輝く勝利を祈り続ける。先日も、退寮する学生に、“皆、体を大事にして、偉大な指導者に”と伝言を

 

▼ある識者が語っていた。「創大には、学生のために奔走する創立者がいて、その心に応えようとする学生がいる。その絆が年々、太くなっている」。伝統とは、創立の精神を受け継ぎ発展させること。それこそ報恩の道である。

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