心眼
野生動物調査という仕事がある。
道路や鉄道など大きな開発事業が行われる際
地域に生息する動物への影響を事前に調べるものだ。
担当者はその仕事をこう語る。
日の出とともに動き出し、山や森の中へ。
野鳥の発見と識別に勤めるが
相手は隠れ上手で逃げ上手。
ただ双眼鏡を向けるだけで見つかるものではない。
研修時代に恩師から教わった要諦は
「まず、そこに”必ずいる”と信じること」
心のどこかで諦めている人と
信じ抜ける人とでは
同じ景色を見ていても
発見力に天地雲泥の差があるという。
「人間の見方も同じだなって思うんです」
と彼は語る。
なるほど
「この人はダメだ」と先入観を持ってしまえば
相手の長所も見えなくなる。
肉眼で捉える前に
自分の心眼に曇りはないかが問われている。
今日は定期テスト対策と英検対策を実施する。
参加者全員が少しでも成長できる場であるように
語りかけていきたい。
話題は変わって動画の紹介。
中学生の社会の授業がこんな感じだったら面白いと思う。