富士山

うちの塾の小学生が富士山の話をしていた。

 

「うちの小学校からきれいな富士山が見えるんだ」

 

「私の小学校からも富士山がよく見えるよ」

 

近隣の小学校からは富士山が見えるのか。

 

たしかに、日本でもっとも高い富士山は

 

いにしえより多くの人が

 

その雄大さ、美しさを

 

楽しんできた。

 

日本最古の和歌集『万葉集』には

 

富士を詠んだ歌がいくつも収められている。

平安時代に編まれた『古今和歌集』にも

 

富士が登場する。

 

興味深いのは

 

藤原忠行が

 

燃える恋に例えて富士を謳っていること。

 

当時は

 

富士山が噴火していた時代なのだ。

 

だから、火山として描かれているのだ。

 

一説によると

 

富士は約10万年前に誕生した。

 

火山の寿命からいうと

 

富士はまだ若い青年期なのだそうだ。

 

現代では

 

悠然とそびえ立つイメージが定着しているが

 

じつは

 

その地下には

 

今でもマグマが赤々とたまっているのである。

 

 

 

 

 

 

富士のような堂々たる自己を築き上げるには

 

その根底にマグマのごとき大情熱が必要である。

 

マグマが燃えていないようならば

 

赤々と燃える“情熱の炎”を点火する日としたい。

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