実績
スポーツの世界では指導者によって成長が決まると言っても過言ではない。
あまり強くなかったチームの監督が別の監督に交代したら、
強豪チームになったというのはよく聞く話だ。
中には、地区予選で敗退していたチームが、
監督が変わったら、全国大会に出場できたケースもある。
監督の何が違うのだろうかというと、
ズバリ「指導力」だ。
全国レベルまで鍛え上げるノウハウと情熱を持っているかということだ。
指導力のない監督では、全国レベルまで成長はできないのだ。
もしできたとしても、それはまぐれとか奇跡と呼ばれる単年だけの現象だ。
指導者の重要性はスポーツに限った話ではない。
芸術でも学習でも指導者はとても大切なのだ。
ここからは、受験の話。
学校単位での学習の成果として「合格実績」を見てみよう。
よく見てみると、その学校の「指導力」が見えてくる。
入るときのレベルはあまり高くはないけれど、
難関大学に合格者が出ている学校がある。
逆に、入るときはそこそこレベルが高いけれども、
合格実績はよくない学校もある。
特に私立高校は、多彩なコースを設定して、
上のコースでは難関大を目指すはずだけれども、
ターゲットにしている大学にはほとんど合格できていない学校も中にはある。
そういう学校では、コースを再編したりして、
実績の先送りをしたりする。
新型コロナウィルスで、各種イベントの実施が中止になったり、
遅れたりしている。
今は、数字のチェックなどをしたらいいだろう。
埼玉県教育委員会が毎年5月に集計している
高等学校卒業者の進路状況調査を見てみると高校の指導力が垣間見えてくる。
私立大学は1人でいくつも合格する人がいるので、
国公立大学の合格者数を比べてみるといいだろう。
単年ではなく複数年比べてみよう。
私立高校は中学を併設していることがあるので、
中入生(中学受験組)と高入生(高校受験組)の違いも確認したい。
高校だけじゃなく、塾にも指導力がある。
その点ではスポーツと同じと言えるだろう。
さて、話は変わって公的テストの話。
うちの塾のあるエリアでは、
南部校長会テストと呼ばれている。
一万五千人を超える生徒が受験する、
受験者数では県内トップだ。
8月28日に実施予定だが、
うわさでは日程が後ろに倒れるらしい。
範囲が終わらない?
会場の問題?
なぜだろう。