完全燃焼

「火事場の馬鹿力」といわれるように

 

人間のもつ潜在能力は

 

想像以上に大きい。

 

「もう駄目だ」と思った時こそ

 

もう一歩、踏み出す努力を心がけたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

あと85日で開幕するのはパリオリンピック。

 

今から20年前の2004年、アテネオリンピックで

 

自由形200mと400mの金メダルと100mの銅メダルを獲得し、

 

水泳の世界で、数々の世界記録を更新したイアン・ソープ。

 

水泳は、ライバル選手との争いであるとともに

 

自分自身との戦いでもある。

 

その彼が語っていた。

 

レースで1位になろうと

 

2位、3位だろうと関係がない。

 

大事なのは

 

自分ができるかぎりのベストをつくしたかどうかだ

 

余談だが

 

2001年9月11日、ニューヨーク滞在中に

 

最上階からの眺望を楽しむために

 

彼は世界貿易センタービルに向かっていたが

 

途中でカメラを忘れたことに気づいて引き返したために

 

アメリカ同時多発テロ事件から難を逃れている。

 

 

 

 

 

 

 

どんな分野であれ

 

一つのことを成し遂げようとすれば

 

自分の“限界との戦い”に行き着く。

 

努力し続ける先に

 

成功への道も開けてくる。

 

まさに、自分との戦いが勝敗の分かれ目となろう。

 

フランスの思想家モンテーニュは綴っている。

 

「私は他人にどう見えるかということよりも

 

むしろ私自身の中でどんな人間であるかを気にする」

 

他人の評価ではなく、

 

自分として満足できたかどうか

 

これが問題だというのだ。

 

 

 

 

 

オリンピックなど大きな舞台でなくてもいい。

 

定期テストだって立派な挑戦だ。

 

自分に勝ったという充実感は必ずあすへの活力となる。

 

「きょう一日、私は戦い切った」という完全燃焼の日々でありたい。

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