夢の卵
中学3年生のときに蚊の研究を始めて、
それがきっかけでいまコロンビア大学の3年生でありながら、
授業の講師もしているという田上さんという人がいる。
最初に親が「蚊なんか汚いから触るのをやめなさい」と叱っていたら、
まったく違う人生だったんだろう。
子供の話を聞くこと、見守ることって、
言葉にするのは簡単だけど、難しく、そして重要だ。
2020年11月に94歳で亡くなったノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊氏は、
しばしば「心に夢の卵を持っておきなさい」と若者向けの講演で語った。
持つべきものは「夢」ではなく、
その「卵」であるとしたのは、
動物の卵のように養分を与えて温める、
つまり育てる過程が、夢の実現には大事であることを強調したかったからにちがいない。
夢の卵はどうすれば見つかるのか。
小柴氏は次のように述べている。
“若いうちに物怖じしないでいろんなことに挑戦し、
体験してみて、そのなかから「あ、これならやれる」「これならやりたい」
と実感できるものを見つけておくことです。
そういうものが見つかったら、それが夢の卵です。”
https://slownews.com/stories/J2KmhK4TWeI/episodes/tlPOvePCvGk#225a822
さて、話は変わって教育の話。
高校でマネー教育が始まっていくらしい。
お金は教育にそぐわないという風潮が少しでも和らぐといいな。