型
スポーツであれ芸術であれ
何かでうまくなりたいと思ったら
何をしたらよいのだろうか。
「練習あるのみ」と答える人が多いのではないだろうか。
練習することはもちろん大事だ。
しかし、自分の「型」を身につけることが上達への近道だ。
「型」という言葉は、伝統芸能でよく使われる言葉だ。
能や歌舞伎の世界の世界では
幼少期のころから「型」を覚えることで徹底的に基礎を叩き込む。
スポーツでもまずは正しいフォームはとても大事。
正しいフォームを覚えずに
我流で練習を続けても
なかなか上達しないばかりか
故障を招くこともある。
学習でも同じ。
では勉強でいう「型」とは何だろうか。
ノートの作り方や予習、復習の方法、丸つけ、解き直しの方法などだ。
これらが正しく身についていないと
時間をかけても、勉強の効果も上がらない。
もう一つ大事な型がある。
それは
「なによりもすぐに取りかかる」
「優先順位の高いものからとりかかる」
「やめないで継続する」
などといった「心構えの型」だ。
大人になって大事なのは
むしろこちらの方。
新学期が始まった。
正しい「型」を身につけて
成果に結びつけていこう。