古典や歴史を学ぶ意義
「古典(クラシック)」という言葉は、
ラテン語で「艦隊」の意味を持つクラシスに由来するという。
つまり国家を守る艦隊のように、
人生の危機にあって
精神の力となる書物や作品を
古典と呼ぶようになった。
話は変わるのだが、
未来を予想できるようになる
つまり、先見性を鍛える教科は何だろうか。
それは社会科の「歴史」だ。
地震や災害も「〇年に一度」のように言われることがある。
歴史が繰り返すからだ。
12年前のリーマンショックのときにも
100年に一度の危機と言われていた。
1929年の世界恐慌を引き合いに出してのことだ。
歴史が嫌いな人は、
あんな昔のことを勉強しても
役に立たないし、
意味がないということがある。
しかし、
歴史は繰り返す。
これはローマの歴史家クルティウス=ルーフスの言葉だ。
歴史が繰り返すならば
その周期性などを意識して
歴史を学ぶことで
まだ見ぬ未来が見えてくるということだ。
歴史は古臭いことを勉強しているのではなく、
未来を予想できるものなのだ。
先ほどの繰り返しになるが、
国家を守る艦隊のように、
人生の危機にあって
精神の力となる書物や作品を
古典と呼び、
その周期性から未来をも予想できるのが
歴史なのだ。
古典は人生の危機の助けになるのだ。
歴史は未来が見えてくるのだ。
ワクワクしてくるだろう。
見方を少し変えるだけで
学習の意義は全く異なってくるのだ。