友情
5月も半ばになりますが、
まだクラスメートと話もできていない状況が続きます。
今年はこんな年だからこそ
今までよりもよき友ができると私は思います。
そのことを期待することと
以下のことを頭の隅っこにとどめておいてほしいと思います。
友情には、五つの段階があるといいます。
①新友
②親友
③信友
④心友
⑤真友です。
まずは新たな出会いから
語り合い、互いを知り、
出会いのドラマを深めていきます。
「新友」との友情です。
そうしているうちに
時を重ね、対話を重ね、親しくなってきて
「親友」と呼べるようになります。
さらに、自らの誠実な姿勢が
「親」を「信」に変え、
「信友」となります。
偽りなく互いの信念を語る中で
「信」は「心」へと発展し、
「真友」となるのです。
SNSの普及もあり、
実際に会ったこともない相手を
「親友」と呼ぶ人が増えているといいます。
以前では考えられなかったことですが、
今後はそのようなこともますます増えてくると思います。
友だちを作るときの大事なことは、
直接対面の場合でも、SNSなどでも大事なことはかわりません。
むしろSNSなどでのつながりにこそ重要性が高まると思います。
それは「共感」する力をきたえることです。
何でも認めてあげるイエスマンとは違います。
ダメなことはダメと言わなければいけません。
共感するとは相手の思いを感じとるのです。
相手の立場に立ってみるのです。
言うは易し行うは難しという通り、
とても困難なことです。
コツは
自分の「精神の核」をつくりあげること、
優れた人格の人に触れることです。
人間は「人の間」と書きます。
人間同士の触れ合い、
語らいの中で自身の人格は磨かれます。
共に触発し、共に成長する友の存在は、
人生のかけがえのない宝になります。