前進
「勉強のやり方が分かりません」
という生徒がいる。
「勉強のやり方が分からないんだね?」
「はい」
「毎日勉強している?」
「・・・毎日は・・やっていません・・」
本気で成績をあげたいのならば
毎日やる必要がある。
やらなければ前進することはできない。
アメリカで最初の女性国会議員となったジャネット・ランキン女史の話を紹介しよう。
彼女は女性参政権の運動家としても活躍した。
時は20世紀の初め、
男性中心の社会。
女史は無理解をものともせず、
平等な参政権を訴えた。
議会でも熱弁を振るった。
州憲法の修正を問う選挙では、
1日80㌔以上も動き回り、
行く先々で演説。
小人数の集会を数多く開いて、
聴衆を味方に。
ついに女性の参政権を勝ち取った。
女史の訓戒は「前進! 前進!また前進!」だった。
「この人生には解決策などないんだ。
あるのはただ、前進してゆく力だけだ。
その力を創造しなければならない。
そうすれば解決策などひとりでに生まれてくる」
これは作家サン=テグジュペリの言葉だが、
先ほどの生徒の質問に対する答えでもある。
前進するから成長できる。
勉強法だって前進しながら考えるのだ。
さあ、前進しよう!