前進を阻む壁
私の母は膝が悪く、
杖を使って歩行している。
医者に診てもらったところ、
「これ以上悪くならないくらい
悪い状態だ。よく我慢できているな。」
と言われた。
意を決して、
人口膝関節の手術を受けた。
手術が終わり、現在はリハビリのために入院中だ。
手術直後のリハビリ次第で、
今後の可動域が決まると言われている。
痛みは残るのだが、
しっかりとリハビリをしなければいけないのだ。
ここを怠ってしまい、
しっかりリハビリをした人と
術後の動き方に大きな違いが出る人もいるらしい。
母は、医者からもよくやっていると言われているそうだ。
今回のことは
偶然、名医を紹介してもらえたことがきっかけだ。
この出会いがなければ、
手術はしていなかっただろう。
リハビリがひと段落したら、旅行にもいきたいようだ。
杖なしで、
山道も歩けるようになると願う。
中国の白楽天は詠んだ。
「行路難/水に在らず/山に在らず/只だ人情反覆の間に在り」
前進を阻む壁は、
険しい山河の環境ではなく、
自身の逡巡する心。
また、大事なことを教えてもらった。
さて、話は変わって
コロナ禍における入試の話。
入試と言っても、
今月末に行われる
司法修習生考試のこと。
司法試験合格者は司法修習所で
鍛えてから法曹となる。
その司法修習生の試験が行われる。
注目したいのは、
試験の運営だ。
コロナ禍の中、
どのように運営されるのか、
ということだ。
①時差入退場が行われるとのこと。
家を出る時間は試験時間よりもだいぶ早めになることだろう。
②送迎バスの利用は不可。
これも可能性を考えておく必要がある。
徒歩の場合のルートであるとか、時間であるとか。
行きはタクシーもありかもしれない。
③換気。
当然のことだが、換気を定期的に行うと、
冷気が容赦なく流入することになる。
それを見越した、
受験会場内での寒さ対策が必要となってくる。
確認が必要になるかもしれないが、
ひざ掛けなども持参できるならばした方がいいと思う。
いずれにせよ、上記のことなど
試験当日は、例年とは大きく異なってくるだろう。
今回の受験生は注意が必要だ。