写真
私の使っているスマホは4年目に入る。
容量が少ないので
ときどきデーターを削除する。
そもそも写真はあまり撮らない。
削除する画像の多くは、間違えて撮影したような画像。
いつの間にかカメラが起動して撮影したと思えるものだ。
時々、あのとき写真を撮っておけばよかったなと思うこともある。
でも、仕方がない。
そんな場面はココロの中で大事にしておこう。
写真を撮らないといえば、
「人民の、人民による、人民のための政治」で有名な、
アメリカ第16代大統領リンカーンの不朽の演説。
1863年、南北戦争の激戦地ゲティスバーグで行ったものだ。
実は、その歴史的瞬間を収めた写真は一枚も残っていない。
残っているのは↓こんな写真だけ。
有名な↓この場面は絵だ。
なぜか?
あまりに簡潔だったため、
写真班がレンズの焦点を合わせる前に、
演説が終わったからだという。
時間にして、わずか2分。
冒頭の名言は、その結びの一言であった。
長く記憶に残るような名場面は突然やってくるものだ。
カメラを構える暇もないほど
あっという間にやってきて
あっという間に過ぎ去っていく。
それは、時間の長短ではない。
そんな時はココロのカメラでシャッターを切る。
その一点に尽きる。
今日そんなシーンに出合えるかもしれない。
2学期は成長のドラマがあるに違いない。
こういうキモチでいれば
自身にとっての不朽の名場面にだって
きっと出会えるはずだ。