先を見通す力
先を見通す力は学力向上に欠かすことができない。
今の学習方法を続けた場合
何をいつまでにどれくらい進めることができるのか
その見通しなしでは受験の成功は難しい。
やってみると分かるのだけれども
一日でできることはそれほど多くない。
残された日数をかけてみると
本番までにできることの総量が見えてくる。
それを見てほとんどの人は驚く。
イメージよりも少ないことに。
だから
一日あたりの密度を濃くすることや
全体の学習効率を上げていくことなどを考え始める。
そうすることで学習がよりよいものへと進化していくのだ。
大事なことは先を見通すこと。
今の自分が一本の道を進んでいくかのように考えて動くことなのだ。
しかし、勉強が苦手な人はそうしないのだ。
勉強が苦手だからそうしないのではない。
そうしないから勉強が苦手なのだ。
定期テストが近づいてくればテスト範囲の勉強をする。
テストが終わったら勉強しなくなる。
一年間で定期テストは5回だけ。
1年間のスパンで考えてみてほしい。
1年後に学力は向上しているのかどうかを。
学習に限らず、いろいろなことで
成否を握る「先を見通す力」はどうすれば鍛えることができるのだろうか。
それは
自分で考えること以外にない。
誰かに言われてやったとしても
それでは全く鍛えることはできないだろう。
自分にはムリとあきらめないことも大切だ。
野球少年がプロ野球の舞台に立つ自分を夢見るように
先の自分を想像することからすべては始まる。
未来は想像して行動して創造していくものなのだから。