伝統
浦和高校では伝統的に新入生に対して校歌指導がある。
同校の校歌指導は毎年、応援団が新入生を体育館に集め
2日間にわたって各1時間程度、上級生が指導する。
20数年前に、校歌指導を受け
そのショックで中退した人がいるという。
新入生のうち30名ほどを指名して
1人で歌わせたり
歌えなかった生徒がいた際に
そんなことでは浦高生の資格はないとの発言があったり
体育館の2階に大勢の野球部員がいてプレッシャーを与えたようだ。
県の調査に同校は「多人数でプレッシャーを与えた可能性はある」と認め
改善を図るとしたが
校歌指導は「不適切とは言えない」とし、続ける方針を示している。
うちの塾のルールの一つでもあるけれど
「相手にイヤな思いをさせない」ことが今の時代は特に大切だ。
たとえ、伝統とか権威とかあろうとも
相手にイヤな思いをぜったいにさせてはいけない。
芸能界を見てもそうだろう。
世の中は大きく変わってきている。
伝統も大切だけれども
時代が許容できないものであれば
変革が必要だ。
私も校歌練習は続けてほしい。
来年度からの変化に期待している。
旧制中学から続いているいわゆるナンバースクールでは
浦和高校以外でもこういった練習は続いていると思う。
よいカタチに進化を遂げてほしい。
https://www.asahi.com/articles/AST282RCFT28OXIE00NM.html?ref=tw_asahi