今に見よ

私の座右の書の一冊に

 

外山重彦氏の思考の整理学がある。

東大・京大生が根強く支持する異例のロングセラー 思考の整理学 外山滋比古

1983年に刊行されたのだから

 

40年も前の本である。

 

2008年に東大・京大生協の

 

書籍販売ランキングで1位を獲得して以来

 

たびたび1位を獲得し、

 

根強い支持を得ている「思考法」入門書だ。

 

 

 

 

著者は英文学者の外山滋比古氏。

 

氏はかつてこう語っていた。

 

「私は入学試験を三度受けて、二度失敗した」

 

後に”知の巨人”とうたわれた氏は、

 

その悔しさを

 

「じっと胸にしまって、

 

努力して秀才たちに引きはなされないように」励んだという。

 

 

氏は、人は自力のように思っていても

 

「その実、敵の力を借りていることが少なくない」と述懐する。

 

例えば、

 

スポーツでは、

 

好敵手に負けまいとして強くなる。

 

入試の失敗も、

 

それをばねに

 

「大きな力をつける好機に恵まれることになる」と。

 

 

 

新たな旅立ちの季節を迎えた。

 

中には思うような結果が出ず、

 

自分が描いていた進路とは異なる道を進む人もいるだろう。

 

中には通知表が不本意な結果だった人もいるだろう。

 

いまこそ『決意の根』を鍛え上げる時だ。

 

じっとこらえて『今に見よ!』と、

 

負けじ魂で決心と挑戦を繰り返した人が、

 

栄光の未来を勝ち取ることができるのです。

 

積み重ねてきた努力は、自分を裏切らない。

 

将来、必ず自身の糧となるのだから。

 

 

 

道には

 

並木道や一本道もあれば

 

坂道や荒れた道

 

回り道もある。

 

大切なのは

 

今ここから一歩を踏み出すこと。

 

その勇気が、失敗も悩みも、

 

勝利の力に変えていく。

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