人生の無駄

人生に無駄はないと思う。

 

あれは大失敗だったとか

 

黒歴史って呼ぶようなこととか

 

タイムパフォーマンスが悪いこととか

 

いろいろダメなこともあるけれど

 

そんなことをひっくるめて

 

すべてを前向きに受け止めれば

 

無駄と思えることすら

 

無駄にしない生き方ができるようになれる。

 

 

 

 

 

努力したわりに結果が期待通りでなかった経験は

 

誰もが味わっている。

 

その時、それを「無駄な経験」と否定的に捉えるか

 

「この経験を通して自分は何を学べるのか」

 

「次へ生かすためにどうしよう」と考えるか。

 

小さな一歩でも、積み重ねるほどに

 

挑戦と変革に着手した人と

 

そうでない人の間には大きな差が開く。

 

 

 

 

定期テストが終わって

 

いつもならば

 

ホッと一息ついている生徒が

 

昨日はめずらしく自習に来ていた。

 

学校全体の平均点が下がっている中で

 

点数は前回よりも微増。

 

そのことを褒めてあげようと思って近づくと

 

「中間テストはうまくいかなかった」と。

 

今までならば

 

よろこんでいたかもしれない。

 

でも、悔しそうに語っていた。

 

 

 

 

 

 

失敗に学べる人は強い。

 

なぜなら失敗しても

 

それを教訓として生かせるからだ。

 

それはやがて、失敗を恐れないメンタルにつながっていく。

 

どんなことがあっても

 

常に「今日から明日へ」と

 

未来を見つめて前進する生き方である。

 

テストが終わってすぐに

 

学級閉鎖になってしまった。

 

私はこれから先のコロナやインフルの影響を考えて

 

少し不安な気持ちだったのだけど

 

その生徒は

 

「学校が休みだから思い切り勉強できる」

 

と前向きだ。

 

次の定期テストまであと1カ月。

 

前回の雪辱を果たしてほしい。

 

 

 

 

つくづく思うけれど

 

成長期って気がついたらやってきているものなんだなあ。