事実と意味
さいたま市にある大人気の市立高校がある。
そこに残念ながら不合格になってしまって
大宮にある私立高校に通った生徒がいる。
入学式の日から気になっていたことがあったという。
それは
自分の行きたかった市立高校の生徒たちと
同じ電車に乗って通学しなければいけないことだった。
自分の通う学校は彼らの降りる駅の先にある。
最初のうちは電車の中では劣等感のような気持ちを持ち続けたようだ。
でも、彼は気持ちを切り替えて
自分の成長だけを考えるように努めたという。
結果
3年後
彼が大学入試を終えたとき
早慶上智受験校すべてに合格を勝ち取った。
中学の卒業式が行われた。
そしてあと少しで高校の入学式だ。
残念ながら本命校に合格できなかった人もいる。
人気校を受けた人ほど不合格になる可能性が高まる。
いまだに「あっちを受けていれば・・・」とか
悔やむ気持ちが拭えない人も多いだろう。
想いが強ければ強いほどそんな気持ちが残るだろう。
そんな人は、先ほどの先輩の話を忘れないでいてほしい。
過去の事実は変えることはできないけれど
過去に起きた出来事の意味は変えることができる。
このことを決して忘れないで前に進んでほしい。
長い目でみれば
この悔しい気持ちこそが
成長のきっかけだったとわかるから。