ロダンの父
傑作「考える人」を生んだ彫刻家ロダン。
天才と称される彼だが、青年期は挫折の連続だった。
彫刻家を目指すも、
国立美術学校の試験に3度失敗。
進むべき道を見失う彼に、
父からの手紙が届く。
「自分自身にこう言って聞かせるのだ」
「わたしには天賦の才能があり、成功を収めたいと願っている、と」
ロダンは迷いを捨て、装飾美術の職に就くなど下積みで実力を磨いた。
彼にとって父の手紙は大きな転機となったに違いない。
一通の手紙、一行のメール、一言の声掛け……発せられた言葉の滴に、
海のように深い相手の真心を感じる時、
人は無限の勇気を得て、立ち上がることができる。
現在、中学生の生徒面談を実施中。
面談をするときには、
一言でやる気にさせる「魔法のことば」があればいいのにと思うのだが、
そんなものはない。
ロダンの父のように、
真心の激励をしていきたい。
さて、話は変わって、
6月30日に県教委から公立高校入試についての
出題範囲縮小の発表があった。
ただし、今回の発表は縮小するとだけであって、
具体的な範囲の縮小の中身の発表は今後になる。
調査書の部活動の扱いについては、
例まで示している。
恐らくは多くの学校がこの例を参考にするのだろう。
例 中学校1・2年生の部活動等の成果に重みを付けて評価する。
3年間部活動に所属していたことを評価する。
リンク先の現物もぜひ確認してください。
学校選択問題実施校も発表されているのでご覧ください。
ココでの注目は、ズバリ市立川口高校が学校選択問題を採用したということ。
来春の併設中学の開校とリンクするのだろうけれども、
この地域の上位校入りに名乗りを上げたということ。
人気もある、学校も美しい、進学実績がともなえば、
うちのエリアの上位層がチャレンジする学校になるかもしれない。
人気校なのに募集人員が減っていたのは、中学開校の定員分を織り込むためかな。
倍率はさらに上がりそうだ。