リサイクル
環境を考えて、家庭からの廃油はしっかりと処理する。
これは、当たり前の考えだろう。
下水に流してしまえば
環境汚染につながるし
それ以前に、パイプが詰まってしまう。
手間はかかるけれど
しっかりと処理しなければいけない。
しかし、この考えはアップデートしなければいけないようだ。
家庭での廃油を
二酸化炭素の排出削減につながる次世代の航空燃料として
世界的に需要が高まっている「SAF」の原料として活用するのだそうだ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240912/k10014577101000.html
不用品の処分に困っている人やお金をかけて処分する人もいれば
その不用品をものすごく必要としている人もいるのだ。
先週テレビでメルカリのことを特集していたけれど
廃油だけじゃなく、あらゆるものがそうなのだ。
https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=C0011257
まさに「捨てない時代」到来なのだ。
昨日と本日参加した私立高校の塾説明会の後の校内見学では
どちらの学校でも
図書館の入り口付近に大量の廃棄本が置かれていた。
「ご自由にお持ちください」と書かれていた。
のぞいてみると
ふつうの書店にはなさそうな
全集とか事典なども入っていた。
全体的にさすが図書室の蔵書と呼べるような
立派な本ばかりだった。
どちらの学校も蔵書数では都内屈指だ。
在校生のために新刊を揃えていけば
既存の何かを処分しなければいけなくなる。
スペースにも限りがあるのだから。
ただ捨てるのはもったいないから
在校生に引き取ってもらうのだろう。
私が学生のころからこんなことをやっていたのかどうかは分からない。
少なくとも私は知らなかった。
繰り返しになってしまうけれど
両校とも箱の中には
とても興味深い書籍がたくさん並んでいた。
まだまだあるはずだ。
今は捨てられているけれど
活用できるものが。
そして
その中には
大きなビジネスチャンスだって埋もれているに違いない。
子どもたちにはそういうことを実現してもらいたい。
私はそう思っている。