カイコ
うちの塾の小学生が学校でカイコを飼育しているという。
おもしろそうだな。
そもそも、カイコからどうやって絹糸が生まれるのか、
知らない子どもたちにとって不思議なことなのだろう。
はるか5000年前、中国の伝説的な祖・黄帝の皇女が、
繭をもてあそんでいた。
湯に落とし拾い上げたところ、
糸が操り取られたという。
絹糸(シルク)の発見は、
大いなる驚きとともにあったに違いない。
東洋と西洋を結ぶ壮大なシルクロードの誕生にもつながった。
大事に育てた蚕の幼虫が糸を吐いて繭になる。
繭玉を熱湯で煮て生糸を紡ぐのだろう。
そのとき、きっと子らの顔が輝くに違いない。
花巻出身の童話作家・宮沢賢治。
小さいころから地元の北上川岸を歩いては石を拾い、
「石っこ賢さん」と呼ばれた。
植物、天文等にも興味が深かった。
土地の鉱物、植物への好奇心が感性を豊かにし、
後年の創作にも影響を与えた。
あと1ヵ月で夏休み。
この夏、子どもたちの探究心を育み、感性を養いたい。
子どもにとって未知の世界に目を向けることが、
未来を開く可能性につながるからだ。
話題は変わって高校入試の話。
昨年、一昨年よりも10日ほど早く「令和5年度埼玉県公立高校募集人員」が発表された。
正確には、「令和5年度埼玉県公立高等学校第1学年及び専攻科第1学年並びに県立中学校第1学年生徒募集人員」だ。
公立高校の募集人員だけでなく、
唯一の県立高校である伊奈学園中学の募集人員もあわせて発表される。
高校は市立高校も同時に発表されるのだが、
中学は市立中学はここでは発表されない。
さて、埼玉県の全日制公立高校の設置数は今年度は139校。
埼玉県では少子化の進行に合わせて、学校数や学級数を減らしてきている。
飯能高校と飯能南高校、児玉高校と児玉白楊高校が統合されることで、
来年度から2校減るので、設置数は137校となる。
募集総数も前年度よりも720名減少する。
うちの塾のエリアでは、
浦和北高校、朝霞高校、志木高校で募集人員が40名少なくなる。
詳細はリンク先でご確認を。
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2207/nyugakusya-senbatsu/boshujininichiran.html