やる気

村上春樹の「風の歌を聴け」という作品にこんなセリフが出てくる。

 

条件はみんな同じなんだ。

 

故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。」

 

もちろん運の強いのもいりゃ運の悪いものもいる。

 

タフなのもいりゃ弱いのもいる、

 

金持ちもいりゃ貧乏人もいる。

 

だけどね、

 

人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。

 

みんな同じさ。

 

何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、

 

何も持ってないやつは永遠に何ももてないんじゃないんじゃないかと心配してる。

 

みんな同じさ。

 

だから早くそれに気づいた人間が

 

ほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。

 

振りをするだけでもいい。

 

そうだろ? 

 

強い人間なんてどこにも居やしない。

 

強い振りのできる人間が居るだけさ。

 

 

 

小中学生を指導していて

 

「やる気がある」とか

 

「やる気がない」

 

ってことばが出てくるときがある。

 

私はそのことばに違和感を感じていた。

 

この本を読んだときに

 

妙に共感できたのは

 

人並外れたやる気のある人も

 

人並外れたやる気のない人も

 

そんな人はいないんだ

 

ということが書かれていたから。

 

みんな同じ。

 

だから早くそれに気づいた人間が

 

ほんの少しでも勉強ができるようになろうって努力するべきなんだ。

 

振りをするだけでもいい。

 

そうだろ?

 

強い人間なんてどこにも居やしない。

 

強い振りのできる人間が居るだけさ。

 

本当にそう思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は思う。

 

やる気なんて

 

「ある」ものじゃなくて

 

「だす」ものなんだ。

 

最初はみんな、やせ我慢しながら

 

だしているものなんだ。

 

村上春樹だってそう言っている

 

私もそう確信している。

 

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