たかが三日、されど三日
「士別れて三日なれば、即(すなわ)ち更に刮目(かつもく)して相(あい)待つべし」、
これは三国志に登場する呂蒙(りょもう)の言葉です。
勇猛だけが取り柄で、学問にうとかった呂蒙に対し、
主君である孫権(そんけん)が
「おまえは武勇にはすぐれているが、
それだけでは部下を統率する事は難しい、
わしも時間を見つけては勉強しておる。
一度お前も勉強してみてはどうか?」と助言しました。
それを受けて呂蒙は人が変わったように勉学に励み、
のちに呉の軍師である魯粛(ろしゅく)が、
まるで別人のように知勇を兼ね備えた人物に成長している呂蒙に
驚き賛辞しました。
それに対して呂蒙が
「士、別れて三日なれば、刮目してあい待すべし!
(人は短期間でも大いに成長するのだから、
三日も会わなければ、
よくよく目をこすって相手を見なければならない」と返し、
再び魯粛を驚かせたといいます。
後に呂蒙は呉を引っ張る軍師へと成長し、
三国志上最も名将といわれる「関羽(かんう)」を
見事な計略で討ち取っています。
今日で受験生特訓2日目だ。
3日で人は大きく変わることができるのだという呂蒙のことばはその通りだと思う。
あと一日で三日。
変わりたいと心の底から願うこと、
今までとは人が変わったように
真剣に取り組むこと。
特訓明けに
受験生たちを刮目してみたいと思う。
夏期講習もあと一週間。
三日で変わるのならば
一週間で変われないはずはない。
気持ち新たに頑張っていこう!