じゅげむ
じゅげむじゅげむ
ごこうのすりきれ
かいじゃりすいぎょの
すいぎょうまつ……。
落語「寿限無」はテンポのよい言葉遊びとして
子どもにも人気だ。
歌人・俵万智さんも
まだ幼かったわが子と
競争しながら暗唱したという。
声に出した言葉は
「心にまかれた小さな種」と俵さん。
その時は分からなくても
いつか、ふと意味が分かることもある。
「将来それが芽を出し
どんな場面で花を咲かせるかと思うと
わくわくする」と。
小中学生の学習にも
同じようなことが言える。
そのときにはしっかりと分からないけれど
学年が上がったときに
理解を深めていくようなことがある。
私が教えている英語の学習では
そんなことはたくさんある。
例えばLet’sだ。
最初に習う時には「~しよう」という
訳し方しか教わらないけれど
中学生になると
原形不定詞のところで
理解を深めていく。
だから学習しているときに
すっきりしないことがあっても
このことやじゅげむのことを思い出して
とりあえず頭に入れておいてほしい。
かならず先の学習でつながっていくから。