いつでもどこでも
インドの第1代首相ネルーは生涯9度も投獄されている。
インド独立運動に身を投じたからだ。
最初の投獄の際、独立運動に参加できない焦りといら立ちを
ガンディーに訴えた。
ガンディーはネルーに手紙を送り、
「もっぱら何か大きな研究や手仕事をするように」
とアドバイスした。
以来、ネルーは獄中で執筆活動に打ち込んだ。
一方、ガンディーは自らが投獄された刑務所を
マンディルと呼んでいた。
マンディルとは寺院を意味する。
ガンディーにとって、刑務所でさえ
自身を磨く場所であったのだ。
身は鎖につながれていても、
ココロは自在だった。
私たちには、日々の生活の中に
様々な制約がある。
しかし、どこにいようと
どんな制約があろうと
人生は心ひとつで変わる。
インドの偉大な指導者たちが
それを教えてくれた。