いくつになっても上がりはない
人はいくつになってもそのときそのときの壁があり、不安がある。
生きていれば悩みは付きものってよくわかりますね。
幼児だって学生だって大人だってそう。
いい大学に入れば、いい就職ができる。
よほどのことがない限り、クビにはならない。
出世はそれぞれだが、会社も安泰、
退職金がもらえるまで自分も安泰。
退職金も大まかに計算できるし。
昔はこんな風に言われたことあったかな。
だから、いい大学入るまで頑張りなさいって。
そこから先は、自分で考えなさいって。
大学在学中に成人するんだし、自分の生き方を自分で決めるのは当然だけど、
大学入るまで、おんぶにだっこの指導をされちゃって、
合格っていう一点だけを見つめ続けてやってきちゃうと、
意外と自分のことでも決められない人も多いだろう。
だから、小中学生も、たまには30代とか40代の自分を想像してみるのもいいだろう。
私立小中なんかではキャリア教育の一環として自分の未来予想図を詳細に考えて発表させるところもあるし。
そんなときに、いろいろな事例を知っていなければ、アイデアも貧相なものになってしまうだろう。
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400122755.pdf
まあ、ほっといたら小中学生はこんなの↑読むことないだろうから。
学校の授業の中で、プロフェッショナルとかその手のテレビ番組を見せて、
自分の未来と結び付けて考えさせるっていうのもありだと思う。
まあ、ほっといたらそんな番組見ないだろうから。
大人だって、人類史上前代未聞の長い不況を経験し、
人類史上前代未聞の少子高齢化が急速に進行し、
経験なんて通用しない世の中を生きているから、
子どもたちの将来のことを上手にアドバイスもできない。
だから、リアルを実際に見せたほうがいいと思う。
たぶん後日書くけれど、
今年大学生になった浦和高校きっての秀才が、今自分と向き合って未来を模索している。
合格の一点だけを見つめてきたような視野の狭い子では決してない。
見ていてこっちまで清々しくなるような、
そう、「青春」しているのだ。
東大は彼にとって上がりでも、ステータスでもなく、
最高の学びの場になっているのだ。
机上の学問だけでなく、様々に活用している。
彼はいくつになっても謙虚にそして楽しそうに学び続けるだろう。
彼を見ていて改めて思う、
人生いくつになっても上がりはない、
だから、いつまでも「今」を精一杯生きていかなければ。