飛び込め

昨日は都内の高校の説明会に参加してきた。

 

いろいろな工夫をしている学校なのだけれども

 

一番印象に残ったのはオンライン自習室。

 

オンライン授業と同じように

 

オンライン自習室も

 

今では特別なものではない。

 

うちの塾でもやっている。

 

仲間が勉強している姿を

 

画面で確認し合いながら

 

自習をする。

 

一人では甘えてしまうことがあっても

 

仲間のガンバリを感じることができれば

 

眠気や自分の甘さが克服できる。

 

その学校では

 

休日は朝8:00~9:30

 

毎日夜8:00~11:00

 

オンライン自習室をしているそうだ。

 

参加率も調べているそうで

 

参加率の高い生徒は

 

当然のように

 

いい進学をしているようだ。

 

 

 

 

 

 

どんなことでもそうだけれども

 

「飛び込む」ことがとても大事。

 

オンライン自習室ときいて

 

めんどうくさい

 

だるい

 

など考えて本気で飛び込まない生徒もいるだろう。

 

イヤイヤ参加していても

 

効果が見込めることなどない。

 

どうせだったら

 

エイって

 

飛び込んでみて

 

3年間ずっと

 

本気で取り組み続けてみる。

 

かならず効果が出るから。

 

これはオンライン自習室に限らず

 

補習だってそう。

 

肝心なことは

 

本気でエイって飛び込むこと。

 

 

 

 

 

「飛び込む」という言葉で思い出したのだけれども

 

トルストイの「飛び込め」という作品があったなあ。

 

昔、教科書に出てきたと思う。

 

船長の息子がサルを追いかけて

 

夢中で船のマストをよじ登っていき

 

てっぺんまで来て

 

あまりの高さにすくんでしまったとき

 

船長は鉄砲を持ってきて

 

息子に向かって

 

「海へ、海の中なかへすぐとびこめ、じゃないと撃つぞ」

 

「とびこめ。じゃないと撃つぞ。いち、にい……」

 

 

 

 

 

 

 

「さーん」

 

と同時に少年は海に飛び込んだ。

 

そんな話だった。

 

もし、船長が鉄砲を持ち出して

 

海に飛び込ませなかったら

 

恐らく息子は落下して船の甲板にたたきつけられて

 

命を落としていただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、話を戻すけれど

 

オンライン自習室でも何でもそうだけれども

 

大人の仕事もそうだし、

 

「飛び込む」ことが一番大事。

 

でも、人は飛び込むことに躊躇するのが普通。

 

だから、「船長」が必要なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

私は、子どもたちの「船長」になりたいと

 

いつも思っている。

 

「飛び込もう!」

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