雨だれ石を穿つ

「雨垂れ石を穿つ」という故事成語をご存じでしょうか。

 

出典は,中国の歴史書「漢書」の枚乗伝という章で、

 

「泰山之霤穿石(泰山の霤(あまだれ)石を穿つ)」という言葉が出てきます。

 

「雨垂れ」というのは、屋根や軒先からしたたり落ちる雨のしずくのことです。

 

「石を穿つ」の「穿つ」とは、穴をあけるとか、突き抜けるという意味で、

 

「石に穴をあける」という意味になります。

 

つまり、軒先からぽたぽた落ちる雨のしずくのような小さなしずくでも、

 

長い間ずっと同じところに落ち続けると、

 

硬い石に穴をあけてしまうことがあるということです。

 

このことから、どんなに小さな力でも、

 

根気よく続けていればいつか大きな成果が得られるということを表しています。

 

「石を穿つ」という結果は、はじめから期待できるものではありません。

 

あきらめずに努力を続けることで、結果は後からついてくるものです。

 

 

 

「学問に王道なし」と言われます。

 

学問には簡単に習得できる近道はないという意味のことわざです。

 

また、勝利にも完璧な方程式などありません。

 

努力した者が必ず成功するとは限りませんが、

 

成功した者は必ず努力しています。

 

やはり、大切なのは、小さなことからコツコツと取り組む姿勢を持つということではないでしょうか。

 

 

 

 

今日はなぜこういう話題かというと、

 

うちの塾の中3男子で、この言葉のように地道な努力を積み重ねて、

 

最近特に学力を伸ばしている生徒がいるからです。

 

入塾当初は、授業が理解できないときも多々ありました。

 

今のままではだめだ、厳しい言葉をかけたこともあります。

 

しかし彼は、授業後は22時まで復習をしてから帰り、

 

授業のない日はほぼ毎日自習に来ることを続けています。

 

継続するチカラは当塾でも屈指の実力者です。

 

その成果を最近特に実感できるようになりました。

 

本気の勉強を始めて、

 

成績向上を実感できるまで

 

大体3ヵ月から6ヵ月かかると言われています。

 

その子の場合はもう少し時間がかかりました。

 

今まで、指されてもうまく答えることができないことも

 

ありましたが、

 

最近では、ほぼ答えることができています。

 

(当塾は授業中に指される回数が非常に多いです。)

 

本人に話したところ、

 

実は本人も実感しているようです。

 

だから、最近は授業中に以前にもまして

 

楽しそうな表情を浮かべてくれます。

 

どこまで伸びるのか、

 

さあ、挑戦だ。

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